アトピーのための頭皮ケアコスメ

アトピー性皮膚炎に日々向き合っている方の中には、頭皮のフケに悩まされている方も多いのではないでしょうか。スーツを着てる時、頭皮がかゆいとき、肩や服におちるカサカサしたフケにため息をついて、頭皮のかゆみに無意識のうちに爪を立ててしまう……。
どうにかしたい!と叫ぶ声が聞こえてきそうですが、諦めるのはまだ早い。そのフケどうにかなりますよ!今回は毛髪に覆われてケアのしにくい頭皮のフケと乾燥についての対策をご紹介します。
そもそも、健康な肌の人が悩むフケと、アトピー性皮膚炎の人が悩むフケは全く違う性質のものです。健康な肌の人の出すフケは小さい、細かい、部分的に存在しているケースが多いという点が挙げられます。
反対にアトピー性皮膚炎の方が悩むフケは、大きい、かさぶたが混じる、時には毛根ごと抜ける、フケが厚い等の特徴があるのです。これは、アトピー性皮膚炎の人の頭皮は度重なる炎症で皮膚の代謝がうまくいっておらず、肌が硬化している状態なので、その上に乾燥やかゆみなどのトラブルが起こり肌がはがれていることが原因で起こるからなのです。
健康な肌の人と同じケアではこのフケをどうにかするのは難しいです。アトピーが原因で起こるフケに効果的なのは次の3つの方法です。
・シャワーの塩素除去
・紫外線対策
・頭皮に湿布する薬剤の見直し
言うまでもなく、塩素はアトピー性皮膚炎の人に悪影響を与えます。塩素の成分が敏感なアトピーの肌に刺激を与え、症状を悪化させてしまう可能性がある点と、塩素の性質として肌の保湿力を奪ってしまうという副作用があるからです。
シャワーヘッドを塩素除去タイプのものに変えるだけでも頭皮や肌にかかるストレスを格段に減少させることができます。また、見落としがちな紫外線ですがこちらもアトピーの方は普通の人以上に注意が必要です。長時間紫外線に頭皮を晒すことで炎症を引き起こしたり、汗をかいたり、頭皮を乾燥させる原因となってしまいます。
最後に、病院で処方されている頭皮のアトピーに対処するその薬を一度チェックしてみましょう。その薬剤にステロイドが含まれていませんか?含まれていた方は、もう一度今度は「頭皮の乾燥に悩んでいる」とお医者さんに相談することも検討した方がいいかもしれません。ステロイド剤はアトピー性皮膚炎の炎症に対して効果を発揮するものであり、乾燥への効果はあまり期待できません。
乾燥や炎症両方に対処すべき薬剤として体に湿布するステロイドが保湿力の高いワセリン状にして出されるのもこのためです。しかし、頭皮には毛髪が生えているためワセリンを湿布することができず、そのため液体状のステロイドで処方されるケースが多いのです。しかし乾燥へのアプローチとしては、保湿を目的とした液体と効果を比較すると効き目は劣る点は否めません。
ステロイドには塗りすぎると皮膚を委縮させたり、感染症に対する耐性が弱くなる等の副作用もあります。今一度手元にある薬剤を見直してステロイドから保湿を目的とした薬剤に変えることも検討するのもいいでしょう。